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Document No 21010580.
最終更新日 2003/02/19
u 製品名 (バージョン、サービスパック、パッチなど)
ARCserveIT 6.61 Advanced Edition for Linux
BrightStor ARCserve 7 Advanced Edition for Linux
u 障害内容
ARCserveはGUIで管理する際にhttpdを使用するので、公開WebサーバにARCserveをインストールして使用する場合に、外部からARCserveを操作されてしまう可能性があります。
u 回避方法
回避方法はいくつか考えられますが、ここでは、Apacheの機能であるアクセスコントロールファイルを使用した方法をご紹介します。
1. ARCserve用のディレクトリ(ここではARCserve)を作成します。
# mkdir /var/www/html/ARCserve
2. このディレクトリの下にARCserveのシンボリックリンクを作成します。
ARCserveIT 6.61 Advanced
Edition for Linux の場合
# ln -s /opt/ARCserveIT/httpd /var/www/html/ARCserve/as6
BrightStor ARCserve 7 Advanced Edition for Linux の場合
# ln -s /opt/ARCserve/httpd /var/www/html/ARCserve/arcserve
既存のシンボリックリンクは削除してください。
3. httpd.confに下記の記述を追加します。
ここではIPアドレスが192.168.0.1のマシンからのみARCserveにアクセスできるように設定します。
<Directory “/var/www/html/ARCserve”>
order deny,allow
deny from all
allow from 192.168.0.1
AllowOverride AuthConfig
</Directory>
4. 最初に作成したARCserveディレクトリ下に「.htaccess」というファイル名でアクセスコントロールファイルを作成します。
# vi /var/www/html/ARCserve/.htaccess
5. .htaccessファイルに以下の記述をします。
AuthUserFile /etc/httpd/conf/.htpasswd
AuthName “ARCserve”
AuthType Basic
Require valid-user
6. ARCserveにアクセスするアカウントを登録します。
ここでは、ユーザー名をcaroot、パスワードをarcserveとします。
# htpasswd –c /etc/httpd/conf/.htpasswd caroot
New password: (arcserve)←実際には表示されません
Re-type new password: (arcserve)←実際には表示されません
実際に登録されたかどうか確認してください。
# cat /etc/httpd/conf/.htpasswd
7. httpdを再起動します。
※ #は root のプロンプトです。