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Document No. 21010658

最終更新日 2003/04/15

 

 

 


製品名 (バージョン、サービスパック、パッチなど)

BrightStor ARCserve 7 for Linux Backup Agent for Oracle Server

 

詳細内容

BrightStor ARCserve 7 for Linux Backup Agent for Oracle Server を使用してバックアップを行う場合にはエージェントのセットアップを行う前に Oracle サーバ側でリカバリ・カタログを作成する必要があります。

 

設定方法

バックアップを行うデータベース(これをターゲット データベースとします)とは別に、リカバリ・カタログ用のデータベース(これをカタログ データベースとします)を作成してください。ハードディスク障害が発生した場合のことを考えてターゲット データベースとは別のマシンに作成することをお勧めします。

 

1.         カタログ データベース上にリカバリ・カタログ用の表領域を作成します。ここでは ca という名前にします。容量は10M 程度にしてください。

SQL> create tablespace ca datafile <表領域ファイルまでのパス>/ca01.dbf size 10m;

2.         rman という名前のユーザを作成します。これがリカバリ・カタログの管理ユーザになります。

SQL> create user rman identified by rman       パスワード(ここではrman)の設定

      temporary tablespace temp             ユーザが使用するテンポラリ表領域の設定

      default tablespace rcvcat;               デフォルトで使用する表領域の設定

3.         ユーザ rman recovery_catalog_owner というロール(役割)と、connect および resource の権限を与えます。

SQL> grant recovery_catalog_owner to rman;

SQL> grant connect, resource to rman;

4.         今度は SQL*Plus でターゲット データベースに接続し、ユーザー sys sysdba 権限を与えます。

SQL> grant sysdba to sys;

5.         Linux のプロンプトから Oracle サーバの管理者アカウントで RMAN を実行し、カタログ データベースに接続します。

% rman catalog rman/rman@<カタログ データベースのグローバル・サービス名>

ここで下記のようなメッセージがかえってきます。

RMAN-06008: 回復カタログ・データベースに接続されました。

RMAN-06428: 回復カタログがインストールされていません。

 

RMAN>

6.         RMAN のプロンプトがかえってきたらリカバリ・カタログを作成するコマンドを入力します。

RMAN> create catalog tablespace ca;

ここで下記のようなメッセージがかえってきたら成功です。

RMAN-06431: 回復カタログが作成されました。

ここでいったん RMAN を終了させます。

RMAN> exit

7.         Linux のプロンプトから RMAN を実行し、ターゲット データベースとカタログ データベースに接続します。

% rman target sys/<パスワード>@<ターゲット データベースのグローバル・サービス名> rman/rman@<カタログ データベースのグローバル・サービス名>

ここで下記のようなメッセージがかえってきます。

RMAN-06005: ターゲット・データベース: XXX (DBID=XXXXXXXXXX)に接続しました。

RMAN-06008: 回復カタログ・データベースに接続されました。

 

RMAN>

8.         RMAN のプロンプトがかえってきたら、次に、リカバリ・カタログにターゲット データベースを登録します。

RMAN> register database;

    ここで下記のようなメッセージがかえってきたら作業完了です。

    RMAN-03022: コンパイル・コマンド: register

    RMAN-03023: 実行コマンド: register

    RMAN-08006: データベースが回復カタログに登録されました。

    RMAN-03023: 実行コマンド: full resync

    RMAN-08002: 回復カタログの完全再同期を開始します。

    RMAN-08004: 完全再同期完了

 

      SQL> SQL*Plus のプロンプトです。

      % Linux 上の一般ユーザのプロンプトです。

      RMAN> RMAN のプロンプトです。

      RMAN が出力するメッセージはバージョンによって多少の違いがあります。