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Document No. 21010659
最終更新日 2003/04/16
製品名 (バージョン、サービスパック、パッチなど)
ARCserveIT 6.61 Advanced Edition for Linux
BrightStor ARCserve 7 Advanced Edition for Linux
詳細内容
ARCserveIT 6.61 Advanced Edition for Linux および BrightStor ARCserve 7 Advanced Edition for Linux では、ブラウザを使用した GUI での操作以外で、コマンドラインからの操作が可能です。
今回はコマンドラインからデバイス管理を行う方法を紹介いたします。
設定方法
まず、SCSI アダプタごとのデバイス情報を取得します。
# as_devmgr –adapterinfo
Adapter Number: 0
Adapter
Name: scsi0
Device
1
SCSI
id: 5
LUN
id: 0
Vendor: HP
Product: C1537A
Firmware: U812
Changer
1
SCSI
id: 5
LUN
id: 1
Vendor: HP
Product: C1557A
Firmware: U812
さらに、Adapter Number、SCSI ID、LUN ID(上記の例では、0 5 0、0 5 1)を指定してデバイスごとの情報を確認します。
ドライブ # as_devmgr –deviceinfo 0 5 0
Type: Drive
SCSI
id: 5
LUN
id: 0
Vendor: HP
Product: C1537A
Firmware: U812
Status: Enabled
Device
Sharing: Disabled
チェンジャ # as_devmgr –deviceinfo 0 5 1
Type: Changer
SCSI
id: 5
Vendor: HP
Product: C1557A
Firmware: U812
Status: Online
次にそのデバイスが属しているデバイス グループを確認します。
# as_devmgr –groupinfo
Group Name: CH_GRP0
Device
1
Adapter
Number: 0
SCSI
id: 5
LUN
id: 0
Vendor: HP
Product: C1537A
Firmware: U812
Status: Enabled
デバイスに挿入されているメディア情報を確認するには下記のコマンドを入力します。
まず、ドライブ部の情報を確認します。
# as_devmgr –mediainfo 0 5 0
Name
Id Seq Ser# Expiration
1 <<No
Media Loaded>>
0000 0
上記の場合、メディアがロードされていません。メディアがロードされた状態では下記のように表示されます。
Name
Id Seq Ser# Expiration
1 <<Blank
Media>> 0000 0 N/A
次に、チェンジャ部の情報を確認します。
# as_devmgr –mediainfo 0 5 1
Slot
Name
Id Seq Ser# Expiration Loaded WP
1 <<Blank
Media>> 0000 0 N/A
YES NO
2 <<Slot Is
Empty>> 0000 0
-- --
3 <<Slot Is
Empty>> 0000 0 -- --
4 <<Blank
Media>> 0000 0 N/A
NO NO
5 <<Blank
Media>> 0000 0 N/A
NO NO
6
<<Cleaning Cartridge>>
0000 0
-- --
第2、3スロットが空で第1、4、5スロットにブランク メディア、第6スロットにクリーニング テープが挿入されており、第1スロットのメディアがロードされていることを表しています。
例えば、第4スロットのメディアをロードする場合には、チェンジャの Adapter Number、SCSI ID、LUN ID とドライブの Adapter Number、SCSI ID、LUN ID および デバイス グループ名、ロードするスロット番号を指定します。
# as_devmgr –load 0 5 1 0 5 0 ch_grp0 4
実際にロードされたかどうかを確認します。
# as_devmgr –mediainfo 0 5 1
Slot Name
Id Seq Ser# Expiration Loaded WP
1 <<Blank
Media>> 0000 0 N/A
NO NO
2 <<Slot Is
Empty>> 0000 0
-- --
3 <<Slot Is
Empty>> 0000 0
-- --
4 <<Blank
Media>> 0000 0 N/A
YES NO
5 <<Blank
Media>> 0000 0 N/A NO NO
6
<<Cleaning Cartridge>>
0000 0
-- --
メディアをフォーマットする場合には、チェンジャの Adapter Number、SCSI ID、LUN ID、デバイスグループ名、フォーマットを行うメディアのスロット番号(ここでは5)、有効期限(ここでは2004年4月15日)、(メディアプールをご使用の場合)シリアル番号(ここでは10番)を指定して行います。
# as_devmgr –chformat 0 5 1 ch_grp0 SLOT 5 test5 04/15/2004 10
フォーマット終了後、メディア情報を確認します。
Slot Name
Id Seq Ser# Expiration Loaded WP
1 <<Blank
Media>> 0000 0 N/A
NO NO
2 <<Slot Is
Empty>> 0000 0
-- --
3 <<Slot Is
Empty>> 0000 0
-- --
4 <<Blank
Media>> 0000 0 N/A
NO NO
5 TEST5
bf39
1 10
04/14/2004
YES NO
6
<<Cleaning Cartridge>>
0000 0
-- --
メディアを消去する場合には、チェンジャの Adapter Number、SCSI ID、LUN ID、デバイスグループ名、消去を行うメディアのスロット番号(ここでは5)を指定して行います。オプションとして q(クイック消去)、qz(クイック消去プラス)、l(ロング消去)が指定できます。シリアル番号を削除する場合にはクイック消去プラスを行います。
#as_devmgr –cherase 0 5 1 ch_grp0 qz
ドライブのクリーニングを行う場合には、クリーニング テープが最終スロットに挿入されていることを確認してから、チェンジャの Adapter Number、SCSI ID、LUN ID とドライブの Adapter Number、SCSI ID、LUN ID および デバイス グループ名、クリーニング テープが挿入されているスロット番号を指定して行います。
# as_devmgr –clean 0 5 1 0 5 0 ch_grp0 6
※ # は root のプロンプトです。