Document No. 21010785

最終更新日 2003/07/11

 

 

 

ARCserveIT 6.61 Advanced Edition for Linux

BrightStor ARCserve 7 Advanced Edition for Linux

ARCserveIT 6.61 Advanced Edition for Linux 及び BrightStor ARCserve 7 Advanced Edition for Linux(以降 ARCserve と記述)を使用してフルバックアップを行う際に Linux の仕様上バックアップする必要の無いディレクトリについて説明します。

 

Linux の仕様上、バックアップする必要のない、もしくはリストアしてはいけないディレクトリとして /boot、/proc、/dev の3つがあります。

 

/boot ディレクトリ下の一部のファイルは、ファイル システム上に存在しても、HDD の物理的なジオメトリで管理されています。その情報に不整合が生じると正常起動が出来ない場合があります。その為、事前に予備としてブートディスクを作成しておき、リストア後にブートローダの再インストールを行う必要があります。

 

/proc ディレクトリ下のファイルは Linux の仕様上バックアップする必要の無いファイルです。これらのファイルは Linux 起動時にメモリ上に読み込まれた情報をファイルとして参照できますが、シャットダウン時には消えてしまうもので、ハードディスク上には実際には存在しません。

 

/dev ディレクトリ下のファイルをバックアップ/リストアした場合、環境によっては OS 再起動時にアンマウントに失敗したり、OS が正常に動作しなくなってしまう可能性があります。

 

※ これらのディレクトリの詳細な情報に関しましては Linux の参考書などを参照してください。